2008年01月15日

ギモーヴ

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Guimauve[ギモーヴ]
あまり馴染みのないフランス語

はるか古代エジプト時代にまでさかのぼるこのお菓子
「ウスベニタチアオイ」という植物を意味し
この根からとれる樹液に砂糖を加えて作られた高貴なもの

今ではポピュラーなお菓子
英語名・マシュマロ

どうもこのお菓子
わたしはほとんど口にしない
子どもたちは好きなようで、ときどき買ってとねだられるが
甘いだけで口に長く留まらない、盛り上がらないのだ

でも「ギモーヴ」と言う響き、なんか気になる
いろいろレシピを研究しながら
今まで食べてきたマシュマロとは違う
フルーツをそのまま食べているようなフレッシュなギモーヴが完成
ふわふわじゃない、弾力のある吸い付くような食感
久しぶりに頭にガツンと衝撃が・・・
もっと作ってみたいと思えるお菓子


昨年夏ごろからじわじわと
お菓子を製造するにあたって、頭をもたげる要素がある
原油価格高による製菓材料・包装材料の急激な価格高騰
そして乳製品の品不足
年が明けてもまったく改善されず
今まで何も思わず自由に選べていた素材が
こんなにも貴重なものだったのかと思い知らされる
何も知らないよりは知っているほうがいい
だから知る努力は惜しまない
知ってしまった理不尽な仕組みをいつか変えたい

お菓子はごはんとは違って毎日食べなくてもいいもの
生きていくうえで必ず必要なものではないけれど
これがあるとないとでは、心の豊かさはまるで変わってしまう
ほんの少しの甘いもの
ささやかなしあわせの時間とともにあるお菓子を
きちんとした素材で真面目に作り続けたい

そんなことを考えながら
できるだけ価格にひびかず、乳製品も使わないもの
思いついたのがギモーヴ

写真のはいちご
他にカシス、レモン、フランボワーズ、チョコも試作予定です




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2008年01月09日

苺咲く

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ずっと欲しかった
ちっさなお花のタルト型
しっかりと焼ききったシュクレ生地に
カスタードクリームと苺

カカオのシュクレ生地にしてアレンジしてもいいし
フルーツもいろいろ
こんなプチタルトがいっぱいあったら、たまらないなぁ
今日のおやつにいただきます


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娘のリクエストはお花の形のクッキー
ロシアケーキをイメージして試作
ビスケットに近い食感のクッキーに
自家製いちごジャムをとろ〜〜〜りと流し込んで
学校から帰ってきた娘を捕まえて、即、試食
もう1個と言われたので
これ「いとおかし」の仲間入り

一日中試作というのも久しぶり
一日あればこんなにできるじゃないか!と健闘を称えつつ
めったに作らない折りパイ生地も仕込んだし
苺を使ったあるお菓子にも初挑戦
これは一晩寝かせないといけないので・・・
どう仕上がるか楽しみです



今年最初の「いとおかし」は
イベント用のお菓子作りからスタートです

Lu*Luさんのアニバーサリーイベント

ルルル・・・なコトリ展 vol.3  1/26(土)〜2/4(月)

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プレゼント用とお教室用のお菓子を担当させていただいていて
今回で3回目
一人でお店を続けていくのは確固たる信念がないとできないこと
いつも笑顔なので感じさせないのだけど
秘められたその強さにわたしは惹かれます
ずっと頑張ってほしいなぁという思いを込めて
Lu*Luさんにぴったりのお菓子考えてます

お教室の詳細はこちらへ→


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2008年01月01日

しんしんと独白

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おせちの仕度、お正月を迎えるため準備を終える
どんなに時間がなくても言い訳はしたくない
これだけはきちんとしておかないと。。と自分で決めていることがある
こどもたちに、それを伝えていければ・・・と

そして、家族みんなが寝静まった頃
ひとり、降りはじめた真っ白い心と向き合う

1年が過ぎ、終わってしまうことが名残惜しい
こんなふうに感じるのは初めて・・・
いつも次にやってくる新しい年が眩しくて、待ち望んでいたはずなのに

振り返ることはあまりせずきたつもりが、いろんなことを思い起こす
1日1日がとても幸せだったんだと、

言葉で伝えることの大切さを知った1年

言わなくてもわかってくれているなんて驕りだ
ごまかして、きちんと伝えようとしていなかった
そんなの恥ずかしいとさえ思っていた・・・・今までの自分は

心の襞を見つめ、素直に自分の言葉で伝えることができれば
ずっと心の奥に静かにいてくれた人に
大切なんだと言えた
そして、ずっとありがとうと思っていたと言えた
よかった。。。

いつか言おうなんて、きっといつまでも言えない
わたしのまわりの人たちが、それを教えてくれた

しんしんと降り始めたばかりの
新しい1年の1日は
まだ薄く淡く、今にも溶けてしまいそうな儚いものだけれど
いつか、音もなく幾重にも高く積もれと願う
そこに幸せの足跡がありますようにと願う


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あけましておめでとうございます

眩しく、凛々しい今日の空のように
皆さんにとっても、素晴らしい1年になりますように

2008年もどうぞよろしくお願いします


さっ、明日から初仕事です
お菓子のほうではなく、ジェイクォーターの初売り
大晦日にみんなでがんばって作った福袋もあります
今年初めての皆さんの笑顔に会えるのを楽しみにお待ちしております!


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2007年12月07日

心のお菓子

Otayoriの販売2回目が無事終わりました
発送でお届けした方々
お店に受け取りに来てくださった方々
ありがとうございました

直接お会いできなかった方もいるのですが
この場をお借りしまして、ありがとうございます

vol.1は10セット限定で始まったOtayoriも
今回でvol.15
有り難いことに少しずつ数も増え
2週に分けて販売できるようになりました
実は2回でも販売できず、来週にわたってお渡しする方もいらっしゃいますが
お待たせして本当に申し訳ありません

全力疾走の日々
パソコンに向かえないくらい集中してました
誰かに手伝ってもらったり
もっと前の日から作り置きができるものであれば
一気に1回でお渡しすることもできるのでしょうが。。。。
一人で作れる量には限りがあります

食べるものは特にそうですが
大量生産すると心を失くしそうになります
作る機械のようになっていくのです
丁寧に心を込めると大量には作れないものだとしみじみ思います
わたしの手が作るものは幸せで優しい気持ちの中でできあがる
そういうお菓子でありたいです
不定期販売ですが、こういうお菓子屋さんがいてもいいかな〜と
最近開き直ってたりします(笑)

次回はいつになるかわかりませんが
新しいOtayoriのことをイメージしつつ
お知らせできる日がまた来るように
毎日を積み重ねていきたいです

ありがとうございました!







posted by yukari at 01:07| Comment(6) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月20日

[ Otayori : vol.15 ]予約開始です

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冬のOtayori

ボウルの小宇宙の中で
白と褐色がマーブル状に溶け合ってひとつになる
チョコレートケーキを作る工程に
艶やかで清らかな冬の世界を見る

お菓子を作るとき
同じものを何度作ってもいつも感動と発見があります
失敗もたびたびですが・・・
そこから学ぶことも多く、自分自身も鍛えられているように思います

ふんわりとした繊細な生地を壊さないように
じっくりと火を入れるものから
一気にふくらますように高温で焼き上げるものまで
ひとつのお菓子でも数回温度調節が必要
この温度法則を発見するのも楽しみなのです

今回で15回目のOtayoriとなりました
イベントで登場したお菓子たちも加えて
寒い季節に温かい飲み物と一緒に食べたくなる焼菓子をお届けします


詳しいお申し込み方法はこちらより→
受付は終了しました
ありがとうございました


お菓子のカタログ
posted by yukari at 22:41| Comment(8) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月19日

冬色キャラメリゼ

お菓子をオーブンに入れて
あと15分

ふっと外に出ると、心にまっすぐ届く月に出会う
透き通る暗闇の静寂
遮る雲もなく
目に映るのはただ月の光

たった今オーブンに入れた
キャラメリゼしたナッツにバナナ
そしてチョコレートケーキのことを考える
これが食べたくなると、冬近いことを知っている
明日の朝は寒くなるんだろうなぁ・・・・
11月の光の中を泳ぎながら待つ

キャラメリゼ・・・ショコラ・・・
この言葉のもつ響きに想像力は追いつかない
どこまでも期待は高まり
オーブンの最後の音に小走りになる

その扉を開けると
ほのかな苦みと深い甘さの香りとともに
冬色のチョコレートケーキがふっくらと艶やかに現れる
わたしはきっと食べることより、この瞬間が好きなんだ

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冬のOtayori(vol.15)
木枯らしの音を聞きながら地道に試作中です。。。。
ぼんやり夜空を眺めている時間もないんですが・・・

詳しいお申込み方法は、数日後お知らせ予定です





posted by yukari at 23:58| Comment(2) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月01日

金木犀とミルク色の朝

雨上がりの朝
潤んだ金木犀の香りに包まれる空気は
ホットミルクの味がする

おなかが痛くなった時
悔しくて泣きそうになった時
しんとした真夜中の孤独に耐えられなくなった時
温めたミルクにほんの少しの砂糖
柔らかな甘さに、気持ちが落ち着いた

もう子供のころのように、ホットミルクを飲むことも
自分で抱えきれない不安を感じることもなくなった、
けれど、
金木犀の薫る静かな朝は
わたしに「大丈夫だよ」と語りかけてくる

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3日から始まるイベント用のお菓子を作っています
女の子の好きなフルーツを使って
古典派だけど新しい味
食べると乙女気分になれるはず・・・たぶん・・・
個人差はあるけど・・・

販売予定の焼菓子は7アイテム
[いちじくのクッキー]
[オレンジのガレット]
[きいちごのマフィン]
[りんごのケーキ]
[マロンのフィナンシェ]
[ラ・フランスのタルト]
[ショコラマドレーヌ]

追加で[マロンのダックワーズ]も作りました〜
時間的にできそうかな?と思いたって
大好きなダックワーズをマロンクリームで・・・

お菓子は全部で8アイテムです!

Lu*Luさんの2階でも乙女の世界が広がっているようですよ
わたしも楽しみです!

お菓子の販売は11月3日(土)のみとなります
当日は11時のオープンからしばらくはわたしもお店におりますので
お会いできるといいですね
posted by yukari at 23:54| Comment(2) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月20日

乙女の小部屋

呪文のように唱えてみる。。。3つの文字

この言葉に漂う
はるか昔の一瞬のきらめきと憧れのような気高さ

古い日記を見つけたあの瞬間と同じ
ノスタルジックな時間の流れが
わたしに思い起こさせる気分

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次回参加させていただくイベントは「乙女の小部屋」
少女が宝物の小箱に大切にしまっておくような秘密のお菓子
小さくて甘いしあわせのため息
こっくりと焼きこんだ正統派の焼菓子で
詩のように美しく儚い「乙女」の世界を表現してみようと思っています


11月3日(土)〜11月5日(月)
Lu*Luさんにて


いとおかしの焼き菓子は11月3日(土)のみ販売予定です

posted by yukari at 22:48| Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月08日

揺るぎない想い

クッキーが食べたくなる

粉とバターと砂糖
それだけで作られた純粋なクッキーが食べたいだけなのに
それはどこへ行っても見当たらない
スーパーの棚に並ぶ、色鮮やかなパッケージ
その裏の何行にもわたる材料表示
「手作り」とあるパン屋さんのクッキーでさえ失望させられる

食の安心への関心が少しずつ高まっている今でさえ
添加物や危険な材料を使った食べ物はまったく減らない

かつて、安部 司さんの添加物の危険性の講習で
わたしが見たのは1500種にも及ぶ白い粉
その粉を何10種類も組み合わせて作る人工の味
その味を美味しいと感じさせられている怖さ

お惣菜にふりかける魔法の粉
目の前で粉を組み合わせて作るジュースやスポーツドリンク
子どもたちにいつも飲んでいるものと一緒だよ〜と言っても
誰も飲もうとしない
それは当然
作るところを見れば
紛れもなくそれは薬品であり、「毒」ということが子どもにもわかるから

一度だけならまだしも
毎日毎日少しずつ摂り続けるとどうなるのか
わたしたちはそれを知らずに食べ、実験台になっているということ
この講習に来ていた人たちはきっともう添加物の入っているものは
積極的にとることはしないはず・・・

でも頭では理解していても、添加物は一向に減らない
添加物を使う理由
「安い」「便利」「保存性がよい」「見た目が美しい」「味が濃い」
この5つの価値観から逃れられない

ファーストフード大国のアメリカでさえ
最近では食に関する規制が厳しくなってきている
それなのに日本のほうが遅れていたりすることが多い
健康より、メーカーの利益のほうが大事なのだ
添加物を最も追いかけるのも日本人だそうだ

ショートニングやマーガリン
水素を添加して作られる人工油「トランス脂肪酸」
これはあらゆるものの中でも、毒性が強く非常に危険だとわかり
ヨーロッパ、そして最近アメリカも規制を始めているのに
スーパーにずらりと並ぶお菓子たちはどうでしょう。。。。
バターの代わりに良く使われているショートニング・マーガリン
これが入っていないクッキーやスナック菓子を見つけるのは不可能
植物油脂という表示も名前を変えただけの同じもの
ファーストフードのポテトやドーナツはショートニングの海の中で揚げられて
サクッと仕上がるものを美味しいと感じる
市販のパンもこれを使わずには作れないのがほとんど
哀しいかな。。。これが現実

でも、わたしは5つの価値観を基準にして食べ物を選ぶことをやめました

自分が作るお菓子は、違う価値観で作ろう
いろいろな文献を読み、勉強し
自分が信じた材料だけでシンプルに作る
からだのことを考えたお菓子

実際、添加物をできるだけとらないように気をつけていると
添加物が入っているものを美味しいと感じなくなります
それが本来の食べ物の姿なのです

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「いとおかし」の原点
いつもその想いでお菓子をお届けしています


posted by yukari at 01:01| Comment(13) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月30日

素材の力

布団から出た足が、ひんやりして目が覚める
最後の日は雨
窓から広がる朝の景色が潤んでいるを久しぶりに見る
やっと永い永い9月が終わる


第1回目のOtayori
お届けすることができました

この日を楽しみに、受け取りに来てくださった皆さま
ありがとうございました

実は実は・・・直前までひやひやの綱渡り状態

間に合うはずのものが間に合いそうにない
自然のものは天候によって、収穫も左右される
ぎりぎりになって、届いた時は
もうすべてやり遂げたような安堵感と脱力
特別なものを手に入れるのは、そうすんなりとはいかない

神経質にこだわるというのではない
ただどうしても大切にしたいことがある

今回のOtayoriに使う素材

酸っぱいのに甘い「長野の完熟紅玉りんご」
お菓子の加工用に使うりんごは食感重視
身がしまっていて酸味の強い紅玉は
加熱しても、その歯ざわりを損なうことがない

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袋をかけずに太陽の光をいっぱい浴び
完熟するまで樹で実らせた、普通の紅玉とはまた違う味わい
今回タルトの上を飾る幸せもの


そしてどうしても譲れないもうひとつ

愛媛産グリーンレモン(無農薬)

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レモンはタルトにもマフィンにも使用し、国産無農薬に限定
レモンは97%が外国産で、農薬が心配
このグリーンレモンは風味も味もまろやかで
自然に育ったことを感じさせてくれる


まだまだ素材のお話はありますが
また次の機会に・・・

次回は10月5日がお渡し日です
お待ちしておりますね

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後にお知らせです
6月のイベント
ぐりぐり×AROS「くらしCafe」の
映像がAROSサイトで公開開始となりました→




posted by yukari at 00:47| Comment(8) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月18日

[ Otayori : vol.14 ]

季節の変わる頃、静寂のとき
日差しの気配を感じるだけで感じる寂しさ
だからといって辛いわけでなく、なんとも優しい気持ちになる
この感覚はどこから来るんだろうと
自分のルーツを巡りながらお菓子を作っていました
それにしても暑かった。。。
早く完全に夏が終わるのを見届けたいものです

Otayoriをお届けするのは、本当に久しぶりです
まだ暑い日が続きそうですが
お届けできる頃は、秋らしくなっているといいですね

わたしが想う秋
実家はかなりの田舎で、家の周りは田んぼだらけ
9月になると、あたり一面秋色のグラデーション
緑から黄色、茶色へと移り変わるとともに
大地からもたらされる香ばしさに包まれる季節

子供のころからその空気とともに過ごし
こんがりと焼けた茶色の焼菓子がオーブンから出ると
あの頃の乾いた香ばしい空気の匂いを思い出し
しばらく身じろぎできない

いつも楽しかったわけでもないし
その時ににはその時なりの辛いこと哀しいこともあったはずなのに
いつもそこへと思いを馳せる
お菓子を作りたいと少しずつ思うようになるわたしがそこにいる
そして今、お菓子とこんな風に関わっていることが不思議であり、
嬉しい・・・


今回で14回目のOtayori
北海道の小麦粉、フレッシュバター、新鮮な卵、茶色の砂糖
シンプルで安心な素材のみを使って
丁寧に焼き上げた5種類の焼菓子
一口食べるごとに、懐かしい気持ちになれるお菓子
忘れていた大切なことを思い出せるかもしれません

本日より9月21日(金)22時までご注文を受け付けております

受付は終了しました
ありがとうございました


詳しいお申し込み方法はこちらより→
Otayori : vol.14 商品カタログ
posted by yukari at 12:20| Comment(2) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月10日

我おもふ、ゆえに

ちょっと拍子抜けするじゃないですか・・・

9月になったら着ようと思って、出番を待ちわびていたシャツ
白とブラウン
同じものを色違いで買うというささやかな贅沢をしてみたのに
まだまだ袖がとおせないなんて

お菓子も今日こそは涼しい顔でバンバン試作して
ガンガン試食して!とは思うんだけど

朝起きた瞬間の部屋の熱っぽさと
窓を開けた時のなまぬるい空気
あぁぁ。。。まだだ、まだだと所在無い焦りを味わう

それでも1週間
素材をあれこれ吟味して骨格はできたかなぁというところ

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有機栽培の鳴門金時のスィートポテトにりんご
ほっくりとしたおいもがたっぷりと詰まったタルト
その上のりんごをどのように仕上げるか
紅玉の到着を待たないといけないし
これはまだ、更に要試作


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いつでも手軽に食べられるマフィンは今回、レモン味
中にはレモンピール
国産レモンを焼く前も、焼きあがった後にもしみ込ませ
とどめにレモンのアイシング
生地は改良して、ふわふわなのにしっとりを目指してみました
レモンの爽快さがシンプルに伝わります

あと考えているもの、二品
秋は空想の時間が増える
わたしが想う秋のOtayori
完成までもう少しです

秋のOtayoriは9月下旬頃を予定しています

販売開始のご案内をメールにてさせていただきますので
サイドバーの「メール案内フォーム」にてご登録くださいね

※すでにご登録いただいている方には、メールをさせていただきます
posted by yukari at 02:01| Comment(4) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月03日

鈴虫が連れてきた涼風

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いつまでが夏でいつからが秋なんだろう
きっちり線引きはできないもの
秋の気配の感じ方は人それぞれ

いつも季節を教えてくれるのは夕暮れから夜にかけて

高架沿いにはるか続く水色の空
少しばかり自転車を走らせていると日は暮れなずみ
やがて深い群青色に覆われていく
まだまだ暑くて、一気に夏は去ってくれそうにないけれど
秋は美しい夕暮れとともにひっそりとやってきていた

長男に庭の草抜きをお願いすると
隅っこのほうだけ疲れたと言って抜かないものだから
その夜から一匹が、草のじゅうたんに遊びにやってきた
人の気配がするとだまってしまうので
そーっと窓を開けて、風を入れて涼しい虫の音を聴く
見上げると月は限りなく澄んでいる


賑やかだった子どもたちは
ランドセルとたくさんの宿題とともに行ってしまった
家の中になんだかひんやりとした風が抜けていく

ほんと、いい夏休みでした
子どもたちといっぱいしゃべって、いっぱい笑って
おやつもお弁当も喜んでくれて。。。
これが最後の夏休みのおやつ
葡萄を寒天ゼリーに閉じ込めて、夏から秋へ

焼き菓子の美味しくなる肌寒い季節が待ち遠しいです
秋の味覚を使ったお菓子
ゆっくりと試作していこうと思っています
posted by yukari at 09:16| Comment(2) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月15日

輝くこどもの季節へ

満天の星の下
手を思いっきり広げて右回転してみる
小さい頃、ブランコにのると必ず目を閉じて揺れていた
なんとも言えない宇宙との一体感を思い出すほど
そこにある星は近い

大人になり、夏休みはお盆だけになった今でも
この次期が来るのが待ち遠しい
遠くで暮らす友人が戻ってくる
近くにいるのに、日々に流されて会えない友人にもゆっくりと会える

ひとりは3歳の保育所から大学まで、ずっと同じ学校だった
。。。。とはいっても、いつも一緒にいたわけでなく
今になって、そういえば全部一緒だったねと驚きあうようなそんな関係
こどもの頃の共有する思い出は誰よりも多く
ささいなエピソードで、何時間でも大笑いしてしゃべり続ける
彼女と過ごす時間は、小さい頃のわたしを知ってくれている安心感と
輝くこども時間へと記憶を辿る凝縮された時

この短い夏休み、新しい出会いもありました
facil tableのacoさんと一緒に
acoさんの友人のモモタさんのお宅へお邪魔しました
モモタさんのお宅はOMソーラーハウスということで興味シンシン!
噂どおり!!この暑さでもエアコンのない暮らし〜素晴らしい!!
自然と一体感のある風通しのいい仕切りのない室内
モモタさんのさりげない気負いのない暮らしぶりが伝わってきます

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庭にはなんと!ピザ釜もあって
ご主人さんとモモタさんが手間をかけて
かりっかりっの美味しいピザを焼いてくださいました
そのうえ、モモタさんはお料理上手。
acoさんも同じくなんでもできる〜ということで
美味しいもの満載の夕食となりました
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外で食べるごはん
気持ちのよい人と過ごす、夕暮れ時の風の涼しいこと
この歳になっても、いい出会いってあるものですね。。。ありがとう


さぁ〜明日からお仕事!!
何事にも終わりが来るけれど
夏休みの終わりほどもの哀しくなるものはない
特にお盆が過ぎ去った後、止まっていた時間が慌しく流れ出す切なさ
でも終わりはかたちだけのこと。
この夏感じたことすべてがわたしに染み込んで
そして、季節は巡る


posted by yukari at 23:48| Comment(4) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月04日

マシーンの手も借りたい

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子どもたちのなつやすみ直前
「あー夏休みいやや〜。お弁当作るん面倒や〜」とぼやいていたら

子曰く、
「なんと贅沢な・・・
 元気でいてくれるんだから、それだけで有り難いよ」

その夜のテレビ番組、曰く、
 フルタイムで働き、夜も仕事をする母子家庭のお母さんが
 高校生の五つ子の娘のために
 睡眠時間を削って、毎日5個のお弁当を作る姿が・・・
「仕事仕事で、
 これしか娘たちにわたしがしてあげられることがない」


わたしは黙りました
そして、なつやすみは始まりました

つづく
posted by yukari at 23:37| Comment(6) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月29日

イシアタマと読書

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[Goaisatu]お届けしました

この1週間は焼き菓子を作るには
あまりに適さない暑さでしたが
焼き菓子のご注文を予想以上に頂き、ありがとうございました
熱気の中の全力疾走
なんて気持ちいいのでしょう〜


涼しい部屋で熱い飲み物といただく焼菓子
夏だからといって、冷たいものばかりでは、そりゃバテます
のどごしがいいものばかりでも食欲ダウンするだけ
[イシアタマ]じっくりと噛みしめてみてください
とことん噛みしめて、味の底深いところまでいくと
知らなかった味が生まれます
見つけていただけると嬉しいです

2週にわたってお菓子を制作しましたが
8月は「いとおかし」はお休みさせていただきます

夏休みの楽しみは読書です
わたしの好きな本は男っぽいものばかり
最近読んだものはこんなかんじで・・・
子供のころからずっとこの傾向は変わらないのです
ちょっと子どもらしくない子どもだったのかも?
本当のことが知りたい。
どんなモノをもらうより、真理を知りたいという強い気持ちは
今も変わらず
やっと、その想いが少しだけ叶ったような
子どもの時ずっと欲しがっていた答えはここにあった。。。
そんな本でした




posted by yukari at 23:40| Comment(4) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月21日

夏渡し

夏のある日のいとおかし
お届けすることができました

夏にだけしか作らないお菓子
梅雨が明けてから始まるほんものの季節へ
わたしからの夏渡し

今回は、なにより全員とお会いできて嬉しかったです
お越しくださった皆さま、ありがとうございました

試作のとき、味の判断をするためだけに食べる一口
味わうというには程遠い状況で食べるものは
たとえ美味しくても、寂しいものです

昨晩、すべてを終えた安堵感の中で食べた自分のお菓子
何度も食べてきた味でしたが、泣かされそうでした
それは、少し見栄えが悪いので除いていたものでしたが・・・
心の状態も味わいを左右するものなのですね


来週は焼菓子のお届けです
暑い日に、熱いオーブンと向き合うのも
それはそれで楽しそうです
「Goaisatu」をご注文くださった皆さま
もうしばらくお待ち下さいね

もうひとつ、嬉しいこと続きで・・・
続きを読む
posted by yukari at 23:55| Comment(4) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月14日

雨を聴く

夜中に雨音で目覚める
ぼんやりとした意識のなかで遠いような近いような
優しい湿り気のある音に包まれながら
再び眠りに落ちていくのが心地よい

眠りにつく頃に降り始めると
布団の中で膝を抱え、雨を聴く
激しい音になり、その音に起こされることがあっても
布団の中で守られていることに安心するのだ

でも、今、近づいている台風にはそうも言っていられない
安心を約束してくれそうもない

降らないといったらまったくだし
降るといったら、とことん降る
自然とは極端なものですね
何事も起こりませんようにと、ただ祈るだけです
台風が近づいている地域の方はくれぐれもお気をつけ下さい


7月のお菓子の販売のお知らせです

今回は冷たいお菓子だけと思い、その試作に集中しておりましたが
メールをいただく中で
焼き菓子も食べたいというご要望をたくさんいただきました
しばし、考えまして・・・
2週にわたって、販売させていただくことにしました

ひとつは「夏のある日のいとおかし」
もうひとつは定番の焼菓子「Goaisatu:ご挨拶」
こちらは以前のものと少し内容を変更しています

夏は、夜。
1日の仕事をすべて終え
のんびりとくつろげる時間
いとおかしのお菓子が、1日の疲れを癒す存在でありますように

詳しいお申し込み方法はこちらより→
お菓子の紹介
posted by yukari at 02:10| Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月09日

90%の塩梅

Lu*Luさんでの夏の雑貨教室用に
涼やかなお菓子を作りました

[夏フルーツのトライフル]

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ふわふわのバニラシフォンにカスタードクリームとフレッシュクリーム
今が旬のキウイとメロンとパイナップル
それぞれの甘さはぐっと押さえ込んで
すべて食べ終わる時、あともう一口ほしい・・・・くらいの加減に



[ティラミス]

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これは「あともう一口・・・」で終わらせるのは難しいまったり素材
マスカルポーネはチーズというより濃厚な生クリームのようで
まったくクセがありません
でもコクを損なうことなく
全体をさっぱりと仕上げるのには悩み悩みで・・・・
試作するたび、息子に「甘ったるい」の連発

だけど、これってもともと甘ったるいお菓子なんだよ。。。
とぶつぶつ言いつつ
いとおかし仕様にするには
見た目はティラミスでも
もう基本から離れて違うものにしてしまえーーの心境に
きめ細かいふんわりのココアスフレスポンジに
挽きたての深煎り豆で淹れた珈琲をしみ込ませ
口当たりが軽くなるように空気を含ませたクリーム層
トップはカフェリーヌとココアのブレンドで出来上がり!

もうちょっと食べたい。。。で終われる90%の塩梅
とにかくわたし好みです

甘いのものは最初の一口がどんなに美味しくても
甘すぎたり量が多すぎると
美味しい記憶として残らなくなる・・・これわたしの実体験だけど

「過ぎたるは及ばざるがごとし」
いつも肝に銘じて作っております

夏のお菓子は他にもまだまだ試作したいものもあって
お時間をいただきますが
7月中に販売させていただこうと思っています
ただ。。。。水不足の影響で夜間断水ということになると
夜中制作型のわたしとしては、かなり厳しいことに。

改めて後日、お菓子の販売についてはお知らせしますね


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今回からお菓子を販売する場合
下記のフォームに登録していただくと
メールにて直接、販売のご案内をさせていただくようにしました
以前から、注文受付が知らないうちに終わっていた。。。ということがありまして
少しでも改善できればと思っています
登録後、2日以内に返信メールをさせていただきますので
返信メールがない場合は、再度ご連絡をお願いいたします

[いとおかし]メール案内フォーム





posted by yukari at 00:27| Comment(8) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月28日

天にも昇る心地

夢をみた

3年前くらいまではよく夢をみていた
それがここ数年、ぱったりとみなくなり
いつも眠る前は「今日こそ夢をみせてください」と切に願う
夢は毎晩みるという説もあるので
目覚めても覚えていないという表現の方が正しいのか。。。

睡眠時間は少なく、いつも崩れるように眠り込む
レムにノンレム、よくわからないけど
そのバランスが乱れているからかなぁとぼんやり思っていた

のだが・・・その日の朝は覚えていた
もう何年ぶりかというほどの、きちんと話になっている長い夢
子どもたちの朝ごはんの準備をしながらも
嬉しくて、誰かに聞いてほしくて、口の端が少し上がり気味

そして夢をみたその日に起きたことは
偶然にしてはまさに「天にも昇る心地」の連続
会う人の言葉にありがたくて涙ぐむこと三度
夜にはメールで嬉し泣き

itokasi.tira.jpg

とどめは、食わず嫌いのティラミスを作ったこと
実は初めて作った。今ごろかい!と突っ込まれそうだけど・・・
後でティラミスの言葉の意味を知り、また驚くんだけど・・・

つづく
posted by yukari at 23:30| Comment(4) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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