2010年09月22日

光と影の表情

itokasi-10-9-20.jpg


試作中はいつも光と影

好きなことを追い続ける

楽しいと思う瞬間
喜びを味わう瞬間
未来に光を見る瞬間

華やかな輝きを感じる時
そこには、苦悩、哀惜、孤独がいつも寄り添っている

光の中だけにいることはできないし
まぶしさのなかで見えなかった影に本質は隠れている
心の影が長くなったら
自分の中に潜って見つめる

静かに見つめていると
ぼんやりとした心にくっきりとした輪郭がひかれ
また、好きなことを追いかける気持ちが生まれてくる




「秋想う日のいとおかし」の販売が終了しました。

お渡しする日はいいかんじに涼しくなっているはずだったのに
思い通りにはいかないものです・・・・
でも、冷たいお菓子にはちょうどよかったかもしれませんね。

久しぶりの販売で、たくさんの方にお会いできて
お菓子への気持ちが湧き上がってきました。
ありがとうございました。

さきほども
温かい飲み物と焼菓子が恋しい。。。と
メールをいただいたばかり。

焦がれそうなほど恋しい気持ちを
秋素材でこっくりと焼き上げた焼菓子
10月のイベントで販売させていただく予定です。


その、イベントのお知らせです。

itokasi-naja10-2.jpg

Naja 10th ANNIVERSARY Handmade Event

2010年 10月1日〜10月11日(毎日11:00〜16:00)
女木島  Beach Apartにて

詳しくは北浜アリーのイベントカレンダーにて → 

※いとおかしは10月2日(土)3日(日)の2日間のみの販売となります。

瀬戸内国際芸術祭、開催中の女木島
涼しくなったら行きたいと思っていたので
10月3日はわたしもBeach Apartで直接皆様にお会いできればと
計画中です。

ほんの少しの準備期間ですが、まだまだ試作の日々です。

posted by yukari at 00:00| Comment(6) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月07日

秋想う日のいとおかし

色なき風を感じる、ほんの一瞬
すぐそこにいてくれるような気がする


行き着く処のわからない暑さの先に
目には見えなくても、待ってくれている


君を想うだけで、心落ち着く
ひんやりとした「秋想う日のいとおかし」
二層が調和しながら溶け合う4つの冷菓。

沸騰しそうなからだに染み透る
ひと時の涼を求めて作ってみました。




今回は商品の特性上、発送はできませんのでご了承下さい。
直接ジェイクォーターまで受け取りに来てくださる方限定になりますが
ご注文お待ちしております。


受付締切日より早いのですが
ご注文が予定数になりましたので
申し訳ございませんが、受付は終了させていただきます。
ありがとうございました。


ご注文前にお読み下さい → 


●お願い●
お菓子はすべてゼラチン使用のため、常温では溶けてしまいます。
保冷剤はこちらで準備させていただきますが
クーラーバッグをお持ちいただけると有難いです。
お菓子のカタログはこちらから
posted by yukari at 00:00| Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月31日

そこはかとなく溶けゆく

itokasi.uri-2.jpg


夏から秋へと

季節は瞬間に移ろうものでなく
マーブル模様に溶け合いながらその姿を変えていく


暑さの中、一瞬の涼を満たしてくれた「真桑瓜」
今ではほとんど見かけられなくなった夏の果実
目を閉じて食べるとメロン
懐かしくて、有難い頂きもの


過ぎれば、暑さ忘るると言いたいけれど
暑さはまだ緩みそうもない

何事にも程というものがある

度を過ぎると思考は止まる


人はその器の度を越えて、いっぱいにしないほうがいい
ほんの少しでも余裕を残していれば
思考は自由に遊びだす

欲張って満たしすぎると
溢れ出すのは、よくないことばかり


余裕とは自分のためでなく、他人のためにもつもの

少しずつ少しずつ、真っ白いところを増やして
お菓子を作ることを楽しむ日々が始まる


8月の最後の1日。
こどもたちが
ずっと食べたがっていたゼリーをたくさん作る。

そこはかとなく溶けゆく4つの味

まだまだ暑さの残りそうな気配がする9月前半に
冷たいお菓子を販売させていただこうと思っています。
またこちらのブログでお知らせしますね。



itokasi.10.20-2-t.jpg



posted by yukari at 00:00| Comment(2) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月20日

ルビー色をいただく

itokasi.10.20-1-t.jpg



夏のプラム
今だけの、楽しみ。

ジュースの類がほとんど入っていない我が家の冷蔵庫
夏はフルーツのシロップを作っておいて
「ただの炭酸水」で割って飲む

プラムジュースの透き通るようなルビー色
なんにも余計なものを加えない
光と影から生まれた自然の恵みと力強さを
ただ受け取る。

あれこれ手を加えないほうがいい
調和を崩さないほうがいい
食べ物が持つ力を、そのまま信じて。

人も同じ。

からだの声を聞かずにいたら
わたしはたくさんのことを抱え込んでいたようだ
バランスを崩していたことに気づかされた


手放せないと思っていたものや
こうあるべきと思い込んでいるルールを
意識的にひとつひとつ捨てていくと

偽りには心を動かされなくなり、やっと軽くなった




過ぎ去ったものを追わず
まだ来ないものを想うことなかれ


初夏の夕立が、湿り気をそっと運んできたその後に残された
今、この瞬間の、自然の色をそのままいただく


itokasi.rainbow.jpg


posted by yukari at 00:00| Comment(2) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月26日

[ Otayori : vol.24 ]

otayori.24-h.jpg



素直にそう思う

「甘いものは美味しい」と。


「食」についての諸説もろもろが氾濫する時代にあっても
甘さとは人の根源的なものを揺さぶる

節度を持って食す「甘さ」は心を豊かにする

「人生は甘美なもの」
ただ「食べる」のではなく「味わい」たいと思う




24通目のOtayoriです。

お届けしたいものは「雅趣ある甘味」


日々の出来事や、新たな刺激で
心は右へ左へとざわつきそうになっても
静かに穏やかに暮らすことを心がけています。

作り手の気持ちも大切
お菓子を作る時は、偏ることなく、中心が変わらないように
穏やかな気持ちで臨むと
生まれたお菓子も不思議とそんなお菓子になっているのです。

素材もできるだけ国産の素材を厳選し
洋菓子の中に「日本」の旨みを足し算してみました。

ほっとする懐かしい甘さは
ゆっくりとしみ込み
気持ちを和らげ、落ち着かせてくれる

昔ながらの素材にはそんな力があるのだと感じます。

何かをしながらでなく
食べることにのみ、心を注いでみてください。
きっと、隠された甘味を味わえるはず。。。。



※予定数になりましたので、受付は終了しました。
ありがとうございました。



※季節的に気温の上昇もありますので
発送をご希望の方へは、クール便にて配送させていただきます。
送料にクール便料金が加算され
発送地域とご注文の個数によって料金も変わりますのでご了承下さい。
料金は返信メールにてお知らせいたします。




ご注文の詳細はこちらをご覧下さい → 

お菓子のカタログはこちらから
posted by yukari at 00:00| Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月19日

忘却と想起

itokasi.10.5.16.jpg


味覚とは、なんと優秀な記憶力をもっているのだろう


真実から長い間引き離され、忘却曲線のカーブを辿っても
忘れがたいものは、体のどこかに身を潜め
いつでも想い起こす準備をしている


10歳くらいのときかな・・・
母が沖縄旅行のお土産に買ってきてくれた「ちんすこう」
へんてこな名前のクッキーだなぁ。。。と思って食べたら
体が震えるくらい美味しかった
ざっくりとした食感といい
何よりあの粉の味は、他にジャンルがないくらい際立っていた


その後も、何度かお土産でいただくこともあったけれど
あの味ではなく、
無意味な期待はしなくなり

あの衝撃は子どものときの感覚だから
今食べると、こんなものなのかなぁと
すっかり失望していた



それが、それが
ここにきて、想いださせてくれたのは息子の修学旅行。

沖縄のお土産
あれこれ試食したけれど
「これは独特な味で、一番美味しかったよ」と。

久しぶりに食べる「ちんすこう」
一口で陥落。
そうそう!!船の絵のパッケージだった!!
その後、息子には浴びるほどの賞賛を。


正確には「新垣ちんすこう本舗」さんのもの。
また食べたい、
わたしのわすれがたい味。


次のOtayoriで作りたいなぁと思っていたお菓子は
このイメージに近いので、なお、びっくり。



posted by yukari at 00:00| Comment(2) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月23日

[ Otayori : vol.23 ]

itokasi.otayori23-4.jpg


春は青い

春の光は青く冷たく透明に光る

膨らみはじめた新芽は
突き刺さるほどに青く、瑞々しい

眩しくもあり、哀しくもある
せつなくもあり、嬉しくもある

お菓子にしたら、きっとこんな味



春のOtayoriは
青い酸っぱさを追求した3種類の焼菓子

材料も極力シンプルに、厳選したものを使用しています。

ミニセットですが、きゅっと心に残る味になればいいなぁと思います。

ご自分用に、そして大切な誰かへのプレゼント用にもどうぞ!



詳しくはこちらをご覧下さい → 


※すべての販売日の受付は終了しました。
 ありがとうございました。
 

お菓子のカタログはこちらから
posted by yukari at 00:00| Comment(2) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月22日

Sweetsは甘くない

itokasi.10.3.22.jpg



過ぎ去ってもう戻らないものへの寂寥
誰かがいないという感覚

気づいていたのに
ずっと霞がかかったようにぼやけていた感情がある

それは青々とした痛みという感情

目に映るものは優しいはずなのに
少し心がゆがむような酸っぱさが鮮明になる
春は痛みを感じる季節なのだということを思い知る


そして、その痛みは月日とともに甘い記憶になる
甘さと痛みはいつも表裏一体だ



「Sweet」という言葉は
甘美で温和で優美な至福の表現として使われることが多いが

「甘い」という言葉からは哀感からくる儚さを感じる
「甘い」けど「甘くない」かんじ


春のいとおかしはこの感覚を深くしてみました。

苺・檸檬の酸味をしっかりと感じる
「甘い」のに「甘くない」焼菓子

今回は3種類の焼菓子を1セットにしたミニサイズでお届けします。

詳細は後日ブログにてお知らせしますね。


posted by yukari at 00:00| Comment(0) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月27日

[ Otayori : vol.22 ]

otayori22-H2.jpg


「冬雪さえて すずしかりけり」


季節それぞれの移ろいを
ありのまま受け入れ
厳しい冬の寒さでさえも、心地よいと感じる境地へ
道元のことばは、自然と対峙する覚悟を教えてくれる


氾濫する情報を無条件に信じ、無意識に思い込まされ
見たもの、聞いたもの、知ったものを欲しがる
季節を先へ先へと急ぐ
そういう心持ちから少し離れたいと思う


暑いも寒いも、晴れるも曇るも自然のなりゆき
善いも悪いも、思いは持たず
そのままをありがたいと感じれば
日々は穏やかに流れていく
食べ物も暮らしも季節の移ろいとともに


冬には冬の暮らし。
冬には冬の焼菓子を。


冬の素材を使い
目新しさはなくとも
味わい深いシンプルな焼菓子をお届けします。

今回はさらに、特別プレゼント付きです。


詳しいご購入方法はこちらからどうぞ → 

お菓子のカタログはこちらから
posted by yukari at 00:00| Comment(6) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月25日

ある光

itokasi.10.1.17-3.jpg


柑橘類は美しく完結する

最近ではいろいろな交配種の柑橘果物が増えて
どれがどれだかわからなくなることもあるが

瑞々しい酸味を味わった後は
ピールにしたり、コンフィチュールにしたり
香りを楽しんだり
果皮まで無駄がない


こちらは「ゆず」
果皮がかなり柔らかいので扱いやすく
コンフィチュールもすぐに瓶いっぱいになる

シンプルな配合のマドレーヌに
ゆずの甘酸っぱさをすこし・・・



itokasi.10.1.17-2.jpg
posted by yukari at 10:00| Comment(2) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。