2008年11月27日

Otayori : 特別編

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それでも、冬が待ち遠しい

チャコールの曇り空に覆われていても
木々の葉を散らす、息が止まるほどの木枯らしが吹いても

目を閉じていても瞼の裏に感じる
いと白き、あたたかき陽の射す瞬間があれば

そこにある冬の光はどれも優しい


白い世界に黄金色に輝く焼菓子
口の中に広がるバターの香りが冬の静けさに寄りそう
今年最後のOtayoriをお届けします。

前回のOtayoriの3アイテムに
新しい2アイテムを加えての特別編。
一番好きな素材のみを使っての集大成です。
限定素材使用のため、販売数は40セットとさせていただきます。

お申込みが予定数になりましたので
受付は終了させていただきます。



詳しいご購入方法はこちらからどうぞ → 


IKUNAS」にて
いとおかしの特集が掲載されます。
「いとおかしなお菓子物語」と題して、今までの歩みを紹介してくださっています。
よかったらご覧になってくださいね。
11月30日(日)よりジェイクォーターにて販売しております


お菓子のカタログはこちらからどうぞ
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2008年11月17日

「ありがとう」は巡る

七つのお菓子が、隙間なくきちんと収まる白い箱
この空間を閉じ、リボンをかける瞬間
作り手だけに与えられる喜びの余韻に浸る

Otayoriはその時々の自分を投影する語り部
同じセットは今まで作らなかったし
これからも作ることはないので
作り終わる頃には名残惜しい気持ちになる


Otayoriも4回お届けすることができました。
お買い上げくださった皆さま、ありがとうございました。

制作に入ると、体調を崩さないように強い気持ちで臨みます。
緩むことなく1ヶ月。
このパワーの源は「ありがとう」の気持ち。
白い箱を「ありがとうございます。」と手渡す時に
それ以上の「ありがとう」をいつもいただくのです。

気持ちを緩めることなく
今週、もう1回追加販売をさせていただいて
Otayori:vol.18は終了となります。


作ることに専念していると
話したいことはどんどん積もっていくから
また、新しい言葉を少しつけ加えて
今年最後のいとおかしをお届けしたいと思っています。

次回は、今回の内容をベースに2種類変更して
新しいセットを12月に販売させていただきます。
詳細は11月末にお知らせいたします。

いとおかしのメール案内にご登録いただきますと
販売時に直接メールにてご連絡させていただきます。
メール案内フォーム






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2008年10月08日

[Otayori: vol.18]

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束の間の秋かもしれない

そう感じると、もう一瞬も逃したくなくなる

ピークを過ぎると、さらさらとこぼれていく
色も音も匂いも味も、お菓子に閉じ込めることができればいいのに。。。



Otayori

販売を始めて、ちょうど4年経ちました。

vol.1のカタログを眺めていると感慨深いものがあります。
あの頃、作っていたお菓子のレシピも
今では随分と改良されて、段取りもよくなって
少しは前進できたのかなぁなんて考えていたら
その時のメニューをモチーフに
新しいvol.1を作ってみたくなりました。

基本となる北海道産小麦粉、卵、バターはそのままで
中に入れるフレーバーや、素材は変えつつ
いとおかしの原点に回帰してみる
芳醇な孤独の時間
Otayori vol.18

それは、子どものためというより、大人のためのお菓子かも。
温かい気持ちになれる、静かなひととき
そんな時間に、食べていただけると嬉しいです。


たくさんのご予約ありがとうございます。
10月18日をもちまして、ご注文の受付は終了させていただきます。

お菓子のカタログはこちらから
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2008年10月05日

良心に従う

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ある人との出会いがありました。
とても気になる、不思議なご縁。

わたしのイメージだとおっしゃって
「紫」のてまりをいただきました。
遠くを見るような透き通る瞳で、心を見透かされているような感覚
時間に追われている日常を
ゆるりとした流れに変えてくれる
大切にしたいご縁です。

讃岐かがり手まり職人の彼女のワークショップ

まちかど漫遊帖「荒木永子と過す、ゆるりたおやかな時間」

気になる方はこちらまで→IKUNAS


そして、そのご縁から繋がる、もうひとつのご縁

先日の取材にて、わたしの心から離れない問いかけ
「作り手にとって素材とは何?」

その意味を深く思う
答えはあるけれど、うまく表現できない
見えないことを、言葉にするのは難しい

目に見えないものにこそ本質があり
その良し悪しを心という見えないもので判断している

心の天秤が狂ってしまったら
なにを信じていいのかもわからなくなってくる

心が目先の損得に囚われてしまうと
人は、生きる基盤である食というものをさえ悪用する

だからこそ、
何も考えず、無条件に受け入れるのではなく
本当のことを学び、自分で考え
選ぶ力が必要だということに気がつく時がきている

素材とは。
この素材を選ぶ理由は。

それは、食べてわかることもあるし、わからないこともある
人は先入観やイメージで、味を作り出すことも可能だからだ
正しいと思っていることが、正しくないこともある

「いとおかし」のお菓子の素材は安全です。とは言い切れない
それは誰にもわからない
この瞬間良いと思うものを選び、安全だと確信している素材を使う
信じて食べてくださる方のことを、大切に思う

それは、自分の良心に従うこと
わたしにとって素材とは、良心そのもの
それ以外のことは、できないし、思いつかない



















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2008年09月21日

洋梨のキャラメルマフィン

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淡さから濃さへと視覚に訴え、心は動く
気温の変化とともに。

帰りのスーパーで、少し早い洋梨を見つけて心躍る瞬間があれば
今日はなんていい日だったんだと思える

キャラメルクリームをマフィンに混ぜ
焦がされていくのを眺めている時間は
テレビの前で、操作されたニュースを受け取る時間より
どれだけ豊かになれるだろう


9月。いろいろなお題をいただく
新しい出会いとともに。

お菓子と離れていても、お菓子は待っていてくれるから
深く考える場所へ戻れる

これから本格的に訪れる秋に
ひとつひとつの素材を選び
じっくりと焼き色をつけてお届けしたいと思います
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2008年09月02日

無花果フィナンシェ

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無花果・いちじく
「花のない果実」という意味

でも本当は、まるごと花そのもの「花だけの果実」


たくさんいただいた無花果をすべてジャムにしました
ペクチンを多く含むので
そのまま加熱するだけで、とろりとした状態に。
フレッシュジャムとセミドライのいちじくを入れたフィナンシェ

しっとりした発酵バターの生地に
大地の薫りと粒々の食感

プレゼントでいただいた小さな小さな薔薇の型で
焼き上げました







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2008年08月20日

夏の自由日記

降ったり止んだり・・・
盛りの頃を過ぎ、やさしく薄れようとしている蝉時雨
「お盆が過ぎるとせつないよね。。。」友人の言葉が心に沁みこむ

夏休みの絵日記もラジオ体操も
昔は毎日だったのに・・・・
娘の宿題の絵日記は3日分でいいらしい
単調な日々に色をつけて書くことに、途方もなく頭を悩ませていた頃が懐かしい
内容なんてすっかり忘れてしまったけれど、あれはあれでよかったと今は思える

でも3日を選んで書くことも、記憶に濃密に留まるだろう
わたしのこの夏の1日は
夏の絵日記の枠を超えて、記憶に留めておきたい1日となった

8月8日。出雲大社「平成の大遷宮」

出雲大社が本殿改修のため、59年ぶりに国宝の本殿内部を拝観できるということで
家族で出雲へ。
日本最古の神社であり、太古の神々の集まる場所
本殿から見下ろす景色は、あの時代の色合いのまま静止しているように感じる
太古を思うことで、自分の中を潜っていくような感覚になり
なにかに包み込まれていることを知り、じわりと温かいものが溢れてきていた

天井に描かれている「八雲」も素晴らしかった
もうこの目で見ることはないけれど、ずっと心で覚えておきたい

確信したことがひとつ
神様はここにはいないということ
この場所を通して自分と向き合い、その存在に気づく

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今日は販売用の冷たいお菓子を作りました。
夏のお菓子はこれで最後。

7月・8月全く稼動していなかったオーブンの夏休みも終わり。
今気になる果物を買い込んで
新しい焼菓子の試作から始めましょう。




posted by yukari at 17:15| Comment(4) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月27日

太陽とゼラチンの攻防

1回目の「夏のある日のいとおかし」
無事お届けでき、ほっとしています。
暑い中、お店まで受け取りに来ていただきありがとうございました。

お店から一歩出ると、熱風が体中にまとわりつくような温度差
これって大丈夫なのかと・・・
心配になって、密かに実験してみたところ
保冷剤を入れないと常温10分で、お菓子はみるみる液体に。。
ゼラチンの性質上仕方ないのですが
さらに、固まる限界の数値でゼラチンを使用しているので
保冷剤を多めに入れたりしましたが
溶けないでお持ち帰りいただけていることを祈ります。

今日もおかしいくらいの暑さで、水道から出る水があたたかい。
冷たいデザートが恋しい。
でも、できるだけ体を冷やさないように
飲み物は温かいものを摂るようにしています。

次回からのお渡しは
保冷バッグのようなものをお持ちいただけると有り難いです。
なくても、きちんと保冷剤を入れて箱詰めいたしますので大丈夫です。
2回目は7月30日
お待ちしておりますね。
posted by yukari at 19:32| Comment(4) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月16日

夏のある日のいとおかし

夏のある日
ぼんやりと心を泳がせながらお菓子を作る

あまりにも鮮やかに、季節は飛び越えていったので
見失って追いつけず
追いつく気もなく、「お先にどうぞ」と遠慮しておく

この季節は、自分から事を起こさなくとも
日々のささやかなことで喜びを感じる
「足りるを知る」ことを教えてくれる

目に映るもの
凝視できないほどの灼けつく光
金色に輝く雲
夕映えの西の空

目に映らないもの
一時の涼を運ぶ風
濃密な草いきれ
わたしの目の前にいる人との心の距離

すべてのことに、自分の進む道への暗示があり
それを感じとる心が必要なだけ
だから、できるだけ心はほぐしておきたい

そんなふうに考えていると
白か黒か
善か悪か
否定か肯定か
ふたつに分けて判断することは無意味

物事も人も多面体であり
矛盾したものを抱えながら、まとめてひとつになる存在
どんなことがあろうと
もとはひとつだったんだと知れば
心は自由になれる

夏のある日、ぼんやりと心を泳がせながら
こんなことを考えたりしながらお菓子を作っている
そういう自分も矛盾だらけだけど、気持ちいい


「夏のある日のいとおかし」

一瞬の涼を感じる至福
それも日中の厳しい暑さがあってのこと

冷蔵庫に入っていると、心待ちにできるようなものをお届けできればと生まれた4つのお菓子。
暑さの疲れがやわらぐ、ひんやりとした甘さ
ぜひ味わってみてください。

今回は直接受け取りに来ていただける方のみへの販売となります。


受付は終了しました。
ありがとうございました。


お菓子のカタログ
posted by yukari at 23:01| Comment(4) | 日々のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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